今回は松本市元町に御座います中華料理の人気店「華陽麺坊」に今更ながら初潜入させていただきました!
提供される品々に感じる「本場の技」。徐々に紐解いていきましょう。
今回は以前記事に致しました「のんべえ食堂天火」さんの時と同じく漫画家・イラストレーターとして御活躍されている黒川じょんさん率いる通称「黒川会」のメンバーでお邪魔致しました。
華陽麺坊の場所・アクセス・駐車場は?
松本市元町に御座いますこのお店。
西友の元町店を更に北に向かいモスバーガー手前の「元町橋東」の信号を右折した通りに御座います。
場所的には丁度モスバーガーの裏辺りになります。
看板は黄色く目立つので注意して見て行けばわかるかと。
駐車場は店前に3台ほど御座います。
「華陽麺坊」の店内の様子・雰囲気は?禁煙?喫煙可?
店内はテーブル席、カウンター席が御座いますが、席数は全部で15席ほどしかないため大人数で行かれる方は注意です。
店内の雰囲気は赤と黒を基調とした色合いの街の中華料理店といった感じで個人的には大好き。
ブルースリーのフィギュアが飾られていたり、いたるところで中華を認識できる雰囲気です。
華陽麺坊のメニュー
基本メニューに関しては馴染みのあるメニューが多く、どれも名前からして美味しそう。
全体的なバランスからすると麺ものメニューと一品メニューが特に充実している印象。
とは言え今回はかなりのボリュームをいただく事が出来ましたので写真を交えてご紹介していきたいと思います。
台湾ソーセージ 650円
ソーセージ好きとしては食べずにはいられなかった一品。
そもそも台湾ソーセージは「香腸」とも呼ばれ、黒蔭油という黒豆の醤油につけた挽肉を使用し独特の甘みがあるのが特徴のソーセージ。
華陽麺坊のソーセージが黒蔭油を使用しているのかは定かではないですが、確かに甘味があり独特の味わいがあります。
添えられたネギやらちょっと辛い醤っぽいものを付けて食べるとグッと味が引き締まってとても美味しい。
味に癖のあるものはハマればヤミツキになるのが定説!
海老マヨ(8個) 1,080円
見てください。このぶりっと大きな海老たちの勇姿。
「大きくなったねぇ…」と親戚の子供を見守るような眼差しの先の海老を箸でつまみ口に運ぶと「カリッ」としっかりとした衣が主張してきます。
練乳がキリッと効いたマヨネーズでいただく海老マヨはまさに至高。
美味いです。
四川風麻婆豆腐 900円
まさかの鍋に乗せられてグツグツと登場した麻婆豆腐。
その薫りからピンときましたのはクミンの薫り。
麻婆豆腐でここまでクミンの薫りが際立つタイプは初めての出会い。
お伺いすると、基本的に全ての料理で化学調味料を抑えているためクミンなどの香辛料の薫りでその分を補っているとの事。
中華料理で化学調味料を使わないという事自体が驚きですが、それを香辛料でフォローする…まさに薫りの匠の技です。
辛さと痺れが程よく心地よいですが、薫りが立っているので本格的な味わい。
熱々をごはんと一緒にはふはふ言いながらいただきたい一品。
豚肉ヒレ肉と野菜の黒こしょう炒め 1,080円
その名のリクエスト通り黒コショウの薫りが際立つ一品。
このお店のメニュー全般的に言えることですが、薫りは際立つもののどこか優しさも感じるあじわいでどんどん食べ進めてしまいます。
塩気などもまさにいい塩梅。
四川重慶の鶏軟骨辛口炒め 900円
読み方は四川重慶(シセンジュウケイ)で恐らく重慶は地名(重慶市)から。
個人的に今でも印象に残っているのがコチラ。
激辛とまではいかないものの程よい辛口で全体的にカラッと揚げられたドライな食感。
軟骨のコリッとした食感は勿論ですが、一緒に炒められている2種類の唐辛子(黒くて辛いものと普通に食べられる大きな赤いもの)がキーポイント。
食べられる方の唐辛子がちょっと辛いスナックの様な感覚でどんどん食べ進めてしまいそうな魅力のある商品でした。
焼き餃子(4個) 440円
ぼってりと大ぶりの俵型の餃子は好きな方は必食。
肉汁感じゅわりとジューシーな餃子はこれまたどこか優しさを感じます。
これだけの肉汁を放出しておきながら比較的さっぱりとする不思議な仕上がり。
何個でもいけちゃいそうな魅力を持った定番商品です。
ちなみに卓上に置かれた自家製辣油には乾物の海老も沈んでおり薫りがまた最高に良いです。
餃子だけと言わずに色々なものにかけて楽しみたい名脇役。
麻辣鶏(マーラーヂ) 450円
一品メニューからも続々と。
読んで字の如く麻と辣の効いた一品で、ちょこんと乗せられた豆鼓がまた素敵なメニュー。
油淋鶏との違いは辣(辛味)と麻(痺れ)の有無といったところ。
ただ、こちらも強烈な辛味などは無くどなたでも食べやすい逸品。
基本的にカウンターでお食事されている方が多かったように思いますが、一品メニューだけでお酒がグイグイ進んでしまいそうな魅力があります。
ネギチャーシュー 450円
まずはこれで一杯クイッと飲み干したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一品メニューとしては最早王道と言っても過言では無い至高の逸品。
ネギの薫りとチャーシューの相性はまさに抜群です。
担担麺 850円
豊富な麺物メニューから基本の担々を。
辣油や花椒による辛味はそれほどでもなく胡麻由来の薫り高い甘味と優しさが特徴。
この仕上がりならばお子様や御高齢の方にも喜ばれそうなメニュー。
ちなみにお子様用のメニュー(「お子様用ワンタン麺(550円)」)なども用意されておりますのでその辺りの心遣いも嬉しい所。
野菜と豚肉のタンメン 760円
こちらは野菜の食感とキリッと塩気が立った澄んだスープが特徴。
今回いただいた中では味付けがわかりやすく、飲んだ後の締めとして嬉しい逸品。
メニュー全体として具のボリュームは相当なものですが、このメニューも例にもれず野菜が嬉しい一品となっております。
杏仁豆腐 250円
デザートは勿論コチラ杏仁豆腐。
舌触りが少し粒々しい仕上がりの個人的に大好きなタイプの杏仁豆腐です。
この杏仁の薫りはその日食べた全てのカロリーをゼロにしてくれます。
チャーシュー野菜炒飯(黒酢味) 950円
散々飲んで食べた挙句、恒例の締めの炭水化物。
炒飯に黒酢がどのように作用するか少し気になるところでしたが、酢がもたらす効果は絶大でした。
例に漏れず炒飯でも化学調味料を抑える工夫をされているため、その物足りなさを華麗に補ってくれるのが黒酢由来の酸味でした。
この炒飯は、どこか優しい雰囲気もありますが物足りなさを全く感じさせない仕上がりでご主人の技を再度確認できる素晴らしい美味しさでした。
松本市中華料理の「華陽麺坊」まとめ
ファンが足しげく通うという中華料理「華陽麺坊」は化学調味料を抑え、本場中国の薫りを使った技で仕上げた絶品料理が魅力!
いかがだったでしょうか。
中華料理のお店は数あれど、その中でも華陽麺坊はこだわりを持った優しい味で地元民を中心にファンが多いお店です。
気になる方は是非!
美味しかったです。
御馳走様でした。