どうも。バーベキューマニアことヤミツキマツモトのコムさん(@infoyami2ki)です。
度々ご紹介しているアウトドアで重宝する万能調理器具「メスティン」ですが、なんとこれだけで燻製も出来ちゃうんです!
今回はメスティンで行なう簡単な燻製の方法と自分で使ってみて初めて分かった注意点などをまとめて書いていきます。
これからメスティンを購入しようと考えている方は勿論メスティンの燻製にチャレンジしてみたい方は必見です。
早速見ていきましょう。
- メスティンを使ったレシピの幅を広げたい!
- 燻製をしてみたいけどどうしたらよいのかわからない。
- いつも段ボール燻製ばかりで面白くない。
メスティンで燻製!燻製にも色々な種類があるって本当?
メスティンでの燻製は「直接火にかけられる事」「メスティン自体が密封容器であること」などから仕組み的には燻製に向いている調理器具です。
メスティンで行なう燻製で最も一般的なものは「熱燻」と呼ばれる燻製の方法です。
ウッドチップなどを用いてメスティンを直接火にかけ、ある程度温度を上げて(80℃以上)行う燻製です。
熱燻の特徴としては以下の通りです。
- 比較的短時間で仕上がる!
- 食品に熱が入る!
- 保存性はそれほど高くない。
温度帯によっていろいろな燻製法がある!
今回は熱燻を行いますが、その他にも温度帯によっていろいろな燻製法があるので簡単にまとめてみましょう。
熱燻法(80度以上)
高い温度で短時間燻製するもの。その為保存性は低い。
(メスティン燻製全般はコチラがオススメ。)
温燻法(50度~80度)
一般的な燻製法。保存性は冷燻ほどではないものの若干の効果はある。
(ベーコン・ハム・ソーセージ等)
冷燻法(25度以下)
長時間低い温度で燻製するもの。保存性が高くなる。
(スモークサーモンなど)
今回は熱燻を行っていきます。
メスティンで簡単に燻製も出来る!必要なもの・用意した方が良いものは?
今回燻製に使用したものは以下の通りです。
メスティンの燻製なのでメスティンは必須!
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燻製だけでなく、様々な調理に使える万能調理器具です。
比較的お値段も安く手に入るので気になる方は1つ持っておいても損はないです。
容量的に大きなラージメスティンもありますので用途によって使い分けましょう。
メスティンはタイミングによって品薄になったり価格が大きく変動します。
私の購入した時は品薄で2か月待ちでした。
気になった時がポチッと買い時です!
メスティンの底揚げ網!長パットアミ!
メスティンにぴったり収まるサイズの網も簡単に手に入ります。
今回はこの網を燻製用の底上げとして使いました。
燻製以外に蒸し料理の際の底上げにも使えるのでシンプルながら便利な代物です。
スモークチップ
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今回の熱燻に使用するものはチップ状になったものを使用します。
ちなみに段ボール燻製のような熱燻よりもちょっと温度を低く燻す温燻は一度火を付けると線香のようにある程度の時間燃え続けてくれるスモークウッドを使用します。
温度管理の点などからも手軽にできるスモークウッドを使った燻製はお勧めですので、そちらはまた別の機会にご紹介いたします。
アルコールバーナーや固形燃料など
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当然火を使うので熱源となるものが必要となります。
炊飯の際にもご紹介した固形燃料が手軽で便利ですが、今回私は自作のアルコールストーブを使用しました。
お家にあるもので簡単に自作出来るマイアルコールストーブはお勧めです!
アルコールストーブに付随して燃料用アルコールも用意いたしました。
勿論バーベキューのガスコンロや炭火でも可能ですが、いずれにせよ安定した火力が保てるものを用意した方が良いでしょう。
いざ!メスティンで簡単燻製!
先ずはメスティンにアルミホイルを敷きます。
この工程は特に匂いが付いても気にしない方はそのまま使用しても機能的には問題無いです。
私のメスティンは燻製が初陣でしたので、少しでも匂いや燻製の色が付いてしまうのを防ぐため蓋部分までアルミホイルで覆いましたが、結局蓋が上手く締まらずに最終的には蓋部分はアルミホイルを外して燻製しました。
メスティンの底面(アルミホイルの上)にウッドチップを散らして網パットを敷く!
ウッドチップをパラパラっと散らして、ウッドや底面に直接燻製するものが触れないように用意した網パットを敷きましょう。
ウッドチップの量は神経質になりすぎることもありませんが、およそ一握り程度を目安に敷きましょう。
網の上に燻製するものを乗せて蓋をしてレッツ燻製!燻製の時間は?
網の上に燻製するものを乗せていきましょう。
今回はチーズ、ナッツ、乾麺(緑のたぬき)の3種類燻してみました。
チーズは6Pチーズやベビーチーズなどが比較的手ごろで便利ですが、温度が高くなるので溶けてしまう事もあるので注意です。
6Pチーズやベビーチーズはアルミの包装紙をむく時に底面となる部分だけ残しておくと下に溶けて落ちることが少なくなるので便利です。
ちなみに「水分の多いもの」は食材は煙が浸透しにくいため燻製に向きません。
温燻や冷燻などでも燻製をする前に乾燥させて水分を抜くのはこのためです。
※水分の多いものは燻製が難しい!
燻製の時間は具材によって一概には言えませんが、今回の場合はおよそ10分前後で良いでしょう。
煙が立ちあがり、もくもくと良い薫りがしているうちに火から上げましょう。
※画像のメスティンは取っ手の取り付けが上下逆さまになっております。世にも珍しい霊的な現象です。
煙が逃げてしまうので頻繁にはお勧めしませんが、私は途中で中の様子を覗いてしまう派です。
逆に加熱しすぎると焦げた匂いに変わってしまうので、早めに火から降ろしましょう。
「ハニースモークナッツ」も作ってみた!
メスティンの初めての使用だったので火力がイマイチわからずに一部焦がしてしまいましたが、燻製したナッツは1週間ほど蜂蜜に漬けこんでいただきました。
「蜂蜜がちょっと価格的に高いよ!」と言う方はケーキシロップなど手に入り易いもので代用できるようです。
この燻製の薫りと蜂蜜の甘味…いままで経験したことの無い複雑な大人の旨味が味わえる一品です。
簡単に出来るちょっと変わったテイストのものなので燻製入門としてはとってもオススメなレシピです。
緑のたぬきも燻製してみた!
この日は実は大晦日。年越しそばとして緑のたぬきも燻製してみました。
今回は麺のみを燻製して薫りつけしたものをいただいてみましたが、全体の雰囲気がガラッと変わりこれはこれでとても面白い仕上がりになりました。
ただ、熱が強く当たっていた部分は麺の質感が変わってしまい、麺に関しては本来の実力を損なってしまった感がありますのでそこは次回以降の課題としていきたいと思います。
スモークチーズはどうだった!?
チーズを燻製するだけの簡単レシピ。
燻製を堪能するにあたって最も初歩的ながら奥の深い一品です。
基本的に燻製は燻したばかりは薫香が強いため一晩寝かせて薫りを落ち着かせるのがオススメです。
メスティンで燻製をするうえでたったひとつの重大な注意点。
簡単に結論から言います。メスティンがグニャグニャになる可能性があります。
そもそもメスティンの禁止事項には「空焚きはしないように」との記載があるように、強い熱が加わると変質してしまう可能性があります。
実際に私も加熱中にグニャグニャになりかなり変形してしまい蓋が締まらなくなってしまいました。
ひとまず落ち着いて蓋にあうように手で成形しなおして事なきを得ておりますが、空焚きと同様の状況を作り上げてしまう可能性もある燻製はメスティンの本来の使い方としては推奨されるものでは無さそうです。
ただし変形しても使えなくなるわけではないため、温度変化・形状変化に注意しつつほどほどに燻製をしていく分には個人的には有りだと思います。
火力の具合など調整すべき点は多々ありますので、今後も調査を進めます。
メスティンを綺麗に大事に、綺麗に使っていきたい方にはオススメしません!
メスティンで燻製は物凄く手軽で簡単!使い方によってはデメリットもある諸刃の剣!
メスティン燻製(熱燻)は簡単手軽にできる初心者にもお勧めの燻製方法ですが、メスティン自体にダメージを与え本体を変形させてしまう可能性もあるので注意が必要です。
燻製に特化した使い方で選ぶのであれば、キャメロンズのミニスモーカーがオススメです。
個人的には気軽に燻製が楽しめるツールとしてメスティンを購入した部分もあるので、今後もバリバリ使い倒していきたいと思いますので、使った際はまた記事化していければと思います。
同じように燻製を楽しもうと思っている方、その他にもメスティンの購入を考えている人の参考になれば幸いです。
気になる方は要チェックです!
動画で燻製の様子ご覧ください!