あの焼きそばで有名な明星食品の一平ちゃんが攻めた!
1月18日に発売になった一平ちゃんのチョコソース味を早速試してみた!
日頃インスタントの焼きそばに関してはイロイロありました「まるか食品」さんのペヤングが話題に上がりやすいかと思います。
激辛のとがりすぎな所とか、単に麺が2倍と言う超大盛りなど少しネジが飛んでいる感じがして話題性が高いですね。
一平ちゃんに関しては少し前の「グリーンカレー味」辺りから「おっ?」と思わせる方向性に移り始め、今回完全に吹っ切れた感じがします。
商品開発部のどなたかに何らかの良からぬことが起こったのではないかと心配になってしまいました。
この姿勢、大好きですよ。
一平ちゃん夜店の焼きそば チョコソース
180円(税別)
「明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース」は、チョコソースを付けた「夜店の焼そば」特別版の商品。チョコソースとウスターソースを組み合わせ、甘じょっぱい味覚がクセになる特別なおいしさに仕上げた。
ココアパウダーやカフェラテ風味の中に、ウスターソースの風味が香るソースをベースに、甘いチョコソースとチョコ風チップ&シナモンのふりかけをかけて仕上げるという、おやつ感覚の「夜店の焼そば」だ。
パッケージは、バレンタインのプチギフトの包装を意識した、上品なテイストの青をベースに、赤のリボンをあしらい、渦巻く“チョコソース”でトロリと甘いイメージを添えた。バレンタイン特別版を訴求するデザインとなっている。
なるほど。バレンタインを狙っての発売だったのですね。
「塩気×甘味」の商品としては私的には赤城乳業の「ガリガリ君リッチコーンポタージュ味」の衝撃が記憶に新しいですが今回もカテゴリーとしてはそこに位置づけられるかと。
防御力の高い方はまず口にしないであろうこの商品。
コンビニのインスタント麺コーナーでも異彩を放つパッケージで目立ちます。
でも定番導入率は低いのかもしれません。
松本界隈ではセブンイレブンでかなり見かけます。
メーカー側の思惑であるバレンタイン付近に導入率上がるのか今から注目です。
ただ、この商品をバレンタインに頂く男性側からすると、喜んだり面白おかしく話題の種になることが大半かとは思います。
が、受け付けない層の方は少なからずいらっしゃると思うので、プレゼントしようと考えている方は若干の注意が必要かと。
開封。
この辺は「チョコ」と言う表記以外は何の変哲もないカップ焼きそばです。
チョコも異物混入ではないのでご安心ください。
作り方自体も特別変わったところは無く。
強いて言うならばキャベツなどの具はございませんでした。
熱湯3分。
…この辺りで漂っている薫りは完全にカップ焼きそばそのもの。
違和感がすこしづつ現実のものとなっていきます。
で、お湯切りをしてソースをかける。ここまではまぁ焼きそばっぽい。
そして最後にチョコソースとふりかけをかけて出来上がったのがコチラ。
コチラは既に全て混ぜてあります。
さて、ここで私完全に勘違いしていたことに気が付きました。
てっきりチョコレートに特化したデザート的カップ焼きそばかと思っておりましたが…
結論から言うと全く違います。
これはあくまで焼きそばがベースです。
…そう。ただチョコレート風味のね。
上記の引用文にもありますようにウスターソースが味の土台です。
そこにチョコレートソースがコーティングされていくような感覚。
ふりかけはシナモンの薫りで、チョコチップ調のカリッとした食感のもの。
味的な正直な感想を言うと「思ったほどチョコレートでは無い。」コレ。
そして付け加えると「焼きそばの味か?と言われると味的には違う。」コレ。
ウスターなのでこってりしたソースの味わいでは無く若干控えめの塩気。
恐らく足して丁度良くなるくらいなのでチョコ感も若干控えめ。
つまり、この一杯で表現されるのは「塩気と甘味のハイブリット」
謎のまとまっている感じが不思議。
いや、力技でまとめられていると言った方がしっくりくるか。
ただ、当初予想されたように「絶対まずいじゃん!」ってことは無いです。
普通にいただけます。
また、「いっぺん食べたら、やめられない。」と書いてありますがこれも無いです。
ピタッとやめられます。
この手の商品はある程度「出落ち」みたいな部分も大きいと思うので、容量かなり減らして価格も手に取りやすい価格にしていただいた方が私的にはありがたいです。
この商品はいわば甘さと塩気の中間「ニュートラル」の味なので激しいのを求めていたこの日の私は若干の消化不良。
後半は当然のように息切れしてきましたのでチョイ足しを。
まずは「マヨネーズ」を。
一平ちゃんと言えばマヨネーズですからねぇ。
チョコマヨネーズで和えているようなものなので本当に複雑な気分になります…
後半チョコの甘味に飽きが来た方、マヨネーズはおすすめです。
感想としては「マヨネーズってこんなに美味しかったんですね」となります。
どちらかと言うとソース焼きそばの馴染みの有る味に近づくので脳内でα波が出ます。
多分周囲を計測するとマイナスイオンが発生しているんじゃないかと思うくらい「いつもの焼きそば」の味に寄せてくれます。
マヨネーズは油物なので存在感が強いので良いのかと。
そして、逆に違和感が際立ったのが「醤油」。
「まぁソースかければ美味しくなるのは目に見えてるから今回は醤油で」と軽い気持ちでチョイ足し。
…想像の斜め上の効果を発揮しました。
醤油の鋭いお味で、なんと「チョコ感が若干増しました!」これが一番インパクト強い味かも。美味しいかは別として。
すいかに塩をかけるように。はたまたメロンに生ハムを巻くように。
塩気が甘味を引き立てるってのはこういう事か…
同時に焼きそば感が薄れて違和感が際立ちます。
既に甘味に関しては相当息切れしていたので最終的には醤油マヨネーズでいただいたわけですが、もうここまでくると最早チョコソース味である必要性は全く無くなっておりました。
調味料ってすごい。
総括です。全部完全に私感なので悪しからず。
「言うほど不味くもないし、極端に癖になる美味しさって感じでもない。」といった正直な感想。
1杯食べる分には普通に美味しくいただけるかもしれませんが、リピートするかと言われると若干の疑問符。
ただ、上手くまとまっているなぁという部分で関心しました!
商品のインパクト、そして商品化する勇気は称賛に値するかと。お見事。
当初の私の勝手なイメージでは「チョコ、シナモンがドヴァ~で、鬼甘いデザート焼きそば」でしたので勝手に物足りなさを感じてしまいました。
前情報調べてから食べればよかったかも。
馴染みの有るいつものソース焼きそばに寄せるのはマヨネーズやソースを使えば簡単なので、「チョコ」や「メープルシロップ」などで甘味を増したデザート寄りにもっていくのも面白いかなぁと思いました。
とは言え定番としてずっと存在する商品ではないはず。
「気になった時が食べ時」です。
面白い商品であることは間違いないので気になった方は是非!
御馳走様でした。