突然ですが皆様「養老乃瀧」って御存知ですか?
お二人ともお手本のような間違い方でむしろ感心しました。
※一部地域は除く
養老乃瀧は創業昭和13年の大手居酒屋!
1956年の1号店オープン以来、納得の「味」と「価格」を提供しております。刺身、焼き物、揚げ物、鉄板焼など、居酒屋としての定番メニューはもちろん、長年の経験に裏付けられた確かなメニューをご用意しています。
と、言うことで長野県民である皆様も一度は目にしたことがあるであろう超有名店。
ちなみに更新時現在で長野県内にも24店舗を構える本格派。
リーズナブルな価格設定とバリエーション豊富なメニュー構成で大衆居酒屋チェーンとして不動の地位を築いております。
養老乃瀧、実は長野県松本市発!
1938年に、創始者の木下藤吉郎(矢満田富勝)が長野県松本市にて創業。1951年に、株式会社富士養老の滝として設立し、1956年12月に神奈川県横浜市に養老乃滝第1号店を開店。同時に本社も横浜に移転した。現在の養老乃滝株式会社は、1961年6月に養老商事株式会社として設立された法人。社名は、岐阜県養老郡養老町にある「養老の滝」にちなんでいる(滝にちなむ親孝行の言い伝えから)。(wikipediaより)
松本市創業の養老乃瀧チェーンは現在では…
- 「養老乃瀧」
- やき鳥専科「一の酉」
- 海鮮居酒屋 「だんまや水産」
- 「一軒め酒場」
…の4形態を展開し、ピザ・蕎麦・ラーメン等も提供するする「バラエティー厨房輪囲」も一部地域のみ展開しているようです。
そんな私のような人にもお勧めの養老乃瀧メニューが御座います。
養老乃瀧の超人気メニュー!「養老牛丼」って知ってた?
かつては居酒屋の業務の難しい昼間の時間帯を中心に、牛丼の販売を行っており、「養老牛丼」として親しまれた。80年代初頭においては、吉野家と並んで知られた牛丼を出す店であった。価格は当時の吉野家と同じ並盛300円であったにもかかわらず、店によっては注文を受けてから具材を煮込んで作るなど、他のファーストフードチェーンとは若干趣が異なっていた。漫画「キン肉マン」の中で、牛丼が好物の主人公が、”養老の瀧”なる店から牛丼の差し入れを受けるシーンなどもある。(wikipediaより)
正直居酒屋ってイメージが強かったのでびっくりしました。
【懐かしの味!】居酒屋チェーン「#養老乃滝」さん 牛丼を10数年ぶりに復活の模様 https://t.co/jKlgbGxZ90 #牛丼 #養老乃滝 pic.twitter.com/NaREtXq3ZZ
— ごまちゃん@ごま速 (@5chmato) 2017年10月11日
キン肉マンが牛丼好きなのは周知されている気がしますが、ロビンマスクがキン肉マンに牛丼を持っていく際にハッキリと「養老乃瀧の牛丼」と記載されていた程養老乃瀧の牛丼は絶大な人気を誇っていたようです。
当時からファンの多い人気メニューだったと推測されますが、一度時代の波に飲まれ終売となり提供されていなかったものが昨年の冬に復活を遂げたとのこと。
長野県ではあまり話題になってない感じもしますが、「飲みの締めにラーメン!」では無く「飲みの締めに牛丼!」という客層も増えてきているとの事。
つまり、養老乃瀧で飲んだ後にはこの「養老牛丼」で締めるのが人気の様です。
と、言うことで早速いただいてきました!
養老牛丼 330円(税抜)
見た目は完全に吉野家などの専門店と同等の仕上がり。
吉野家などの牛丼チェーンとの違いとして2点感じましたが上のメニュー写真等見ていただければその理由は一目瞭然でした。
・肉の色合いが若干淡い
「味の決めては香り豊かな和風だし。元祖居酒屋さんの牛丼です」
要するにこのダシ感が色合いにも出ていてこう感じたのかと。
・量的には他店の通常の牛丼の「並」より小ぶり
「お手軽サイズで復活」
これは食事としての提供というよりも居酒屋として飲みの締めメニューとしての新しい提案をするにあたって量を少なくすることによって締めに丁度良いサイズを狙った結果でしょう。
内容としてはいわゆる普通の牛丼。玉ねぎと牛肉です。
先に言っておきますが今回いただいた牛丼は特別何も指定はしておりませんが若干汁多めのつゆだく気味。
紅生姜は卓上には無いので別皿で提供されました。
さてさて肝心のお味。
この時点(食べる前)での私の正直な感想としては…
と考えておりました。
…しかし、結果的に食べてみてちょっとびっくりする結果に。
とにかく肉部分がとても柔らかい。
個人的には吉野家やすき家で気分によって牛丼ではなく豚丼をいただくことがあります。食感や脂の感じであくまでその日の気分で好みではあるのですが。
この養老牛丼は牛丼を欲した胃袋の日にはたまらない「牛丼らしさ」に特化した仕上がりに感じます。
牛丼を食べたい気分の時は迷わず食べてしまいそうな一品。
牛肉がとろけるような脂感に包まれて、それでいて結構さっぱりしているのでオイリー…とはちょっとニュアンスが違うのですが、肉がみずみずしい柔らかさで私の知る牛丼とは明らかに違います。
味付けも対比ばかりになって申し訳ないですが、大手牛丼チェーンと比べると角が少なくマイルドな味付けで肉の脂の甘味を感じることが出来ます。塩気的には物足りなさを感じることの無い比較的しっかりしたもの。
なるほど。これは確かに全く違うものだ。
ちょっと感動した。めちゃくちゃ美味い…
まとめ
「大手牛丼チェーンとどっちが美味いのですか?」と聞きたくなる気持ちは良くわかります。
個人的には私が豚丼と牛丼を食べ分けるようにその日の気分によって全然違ってくる気がします。
この牛丼は塩気自体はそんなに物足りなく感じる事もないですが、どちらかというと上品な甘みを伴う仕上がりですので大手牛丼チェーンとはちょっとタイプが違うかと。
むしろ、食事としては美味しいけど飲みの締めとしてガツンとくる仕上がりを求めるのであれば吉野家・すき家・まつ家(それぞれ味の違いは御座いますが対比として大手牛丼チェーンで括らせていただいております。)などの方がしっくりくる気もします。
とにかく今まで食べてきた牛丼とはちょっと違ったオリジナリティーがありその辺りが人気商品となる所以なのだと実感いたしました。
ちなみに牛丼は重すぎると言う方には牛皿での提供も店舗によっては可能なようです。
さらに店舗によってはYOROセット(牛丼、半熟卵、味噌汁、お新香のセット)が提供されていたりする模様。
本当に牛丼好きならば一度は食べてみて損は無い一品でした。
居酒屋ならではの締めの牛丼。
気になる方は是非!
美味しかったです。
御馳走様でした。