居酒屋

絶品のひと手間料理!松本市の居酒屋「傾奇者」

 

普段お酒は飲めない私ですが、居酒屋メニューは大好きなのであります。

とにかく1品1品のアイディアと完成度に圧倒されました。

 

 

傾奇者

 

以前から存在は存じ上げておりましたが、先日ようやく初潜入。

傾奇者の看板を頼りに階段を上り2階のお店へ。
店内はコンパクトな印象。カウンターにテーブル席も御座います。
居酒屋なので全面喫煙可。

と、言うかそもそも傾奇者とは何ぞや?と言う方に。

かぶき者(かぶきもの。傾奇者・歌舞伎者とも表記)は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけての社会風潮。特に慶長から寛永年間(1596年~1643年)にかけて、江戸や京都などの都市部で流行した。異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのこと。茶道や和歌などを好む者を数寄者と呼ぶが、数寄者よりさらに数寄に傾いた者と言う意味である。

 

私的には漫画「花の慶次」でメジャーになった言葉と言う印象があります。
お店の看板を見る限りこのお店の店名は「かぶきもん」と言う読みが正しいのでしょうか。

「ポケモン」とか「モンモンモン」とかと同じ語尾の読み方であると覚えておくと間違いないですね。

濃い。間違いなく濃い。

 

メニュー

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構成は居酒屋なので当然お酒や、一品料理がかなり充実。

ただ、「傾奇風カレー丼580円」「傾奇者の辛味鍋980円」等ノンアルコールで比較的飯ガッツリ行きたい派の方でも全然いけちゃいそうな幅広いラインナップ。

メニュー全体をざざっと拝見した感想としては「おぉ!ありそうでなかった!」や「ん?これなんだ?」と言った気になるメニューが多かったように思います。

これだけで店主の発想力や工夫の程が伺えるのが凄い。

さて、ここからは怒涛の画像ラッシュでお送りいたします。

 

皮はぎのお造り 620円

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黒板メニューです。これはたまらん。
お察しの通り右に添えられた「肝」を醤油に溶いてタンパクな皮はぎの身を濃厚な深みで包みます。
これだけで白米1杯はイケる。

 

厚揚げうま煮 480円

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こちらも黒板メニュー。
鬼ほどお味が染み染みの厚揚げがじゅんじゅんじゅわっと来る。
おつまみとしてもご飯のおかずとしても秀逸。

 

だし巻き玉子 550円

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ふわふわ食感と比較的ハッキリしたダシの味わいが白米を欲します。

完成された一品。これは私的に大ヒット。猛プッシュ。

 

豚肉磯辺揚げ 600円

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ノンアルコールの私、コイツを定食で頂きたい願望爆発。
「な~るほど。そう来ますか。」と言ったちょっとだけ違った角度からの味覚攻撃。
お肉自体も揚げたてでジューシーで磯の香りがたまらない逸品。
ちくわがフューチャーされがちの磯部揚げですが、この薫りは万能選手だと再認識。

 

鳥わさ 480円

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まさかのつゆだく。初見でびっくり。
比較的私的な鳥わさの概念ってわさびと醤油の力を合わせた鋭いお味のものを想像いたしますがこれは少し違います。
わさびもツンッと来るものと言うよりは出汁と合わせて上手く効かせた雰囲気。
これも美味いっす。

さらにここに…

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そうです。追い飯です。
信州に潜伏しているゴハニストの皆様、お待たせいたしました。
これはもう反則的な合わせ技。わさびの風味が生きた贅沢な冷やしわさび茶漬けの様な。
飲みの締めにももってこいのお味かと。

 

カキの天ぷら 650円

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そうそうカキフライ…じゃなくて天ぷら…だ…とっ!?
自身初体験。てか写真見にくくて申し訳ないです。
この牡蠣の大きさは商品名の前に「進撃の」と付けたくなるほど大振り。
実は牡蠣それほど得意じゃない私ですが、コレはデュルっと頂けちゃいました。
今回頂いた傾奇者のメニューは、出汁で攻めるタイプの商品が多いですがコチラもそれ。
これも絶対外せないです。

 

トンカツ押し寿司 700円

IMG_0352待ってました!
バッテラの様に綺麗に成形されたシャリ。薄くカッチリと整えられたとんかつ。
生前の豚さんもこれだけ綺麗に整えてもらえればさぞかし浮かばれることでしょう。
聞いたところ、このシャリにはポン酢を混ぜ込んでいるとの事。しかも自家製。
数々のバランスを経てこの一品にたどり着いたのでしょう。ヨダレが止まりません。
ソースは比較的甘め。薄目のカツを噛みしめた時の食感で、カツがこの厚さである必要性を認識いたしました。サクッと丁度良い。
この手のもの商品は締めにも良いし、取りあえず頼んでおいて間違い無し。
子供からお年寄りまであらゆるニーズに対応出来そうな万能選手ここに有り。

 

久々に長文になってしまい失礼いたしました。
居酒屋ながらも商品群的にはどんな層でも満足度高そうなお店でした。

とにかく1品1品に手間暇かけているなぁ…といった印象を受けます。
奥様や大将の印象もとても良く居心地の良い幸せな時間を過ごさせていただきました。
私自身アルコール飲めないながらもお気に入りのお店の1つとなりました。

またお邪魔いたします。

御馳走様でした。

 

店名 傾奇者
TEL 0263-36-5221
住所 長野県松本市中央1-2-11 宙和第一ビル2F
営業時間 17:30~翌1:00頃
定休日 火曜

 

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