キャンプやアウトドアシーンに欠かせないアウトドアスパイス界に新しく発売された期待のスパイスをどこよりも詳しく掘り下げます。
どうも。ヤミツキマツモトのコムさんです。
今回は、アウトドアシーンで定番にもなりつつある「アウトドアスパイス」で、2021年に新しく発売された超話題の商品について掘り下げてレビューしてみようと思います。
今回はTOKYO CRAFTSを知らない方でもわかるようにそもそもコレって何?と言うところまで掘り下げて見ていきたいと思います。
- お気に入りのアウトドアスパイスを探している
- 新しいアウトドアスパイスを試してみたい
- これからキャンプを始めたいけど何を買って良いかわからない
と言う方に向けて記事にしていきますので、気になる方は是非最後までお見逃しなく。
そもそも『TOKYO CRAFTS』って何?
2021年にYouTube「タナちゃんねる」代表タナが立ち上げたブランド「TOKYO CRAFTS」。
日本人が手がけた機能美が感じられるデザインを世界に届けたい…
そんな想いを込めて、立ち上げたブランドです。
TOKYO CRAFTS はYoutubeでキャンプ系の動画を見ている方は、きっと一度は目にしたことがあるであろうチャンネル登録者10万人超のタナちゃんねるのアウトドアブランドです。
主にキャンプ道具に関してわかりやすく紹介していて、見れば見るほどキャンプ沼にハマり欲しいものが増えてしまういい意味で危険なチャンネルとなっております。
そんなタナちゃんねるのタナさんが立ち上げたアウトドアブランドが今回ご紹介するTOKYO CRAFTSです。
TOKYO CRAFTSで扱っている商品
TOKYO CRAFTSはまだ立ち上げたばかりのブランドでもあり、具体的な商品ラインナップはまだ少ないですが、ひとつひとつがこだわりを持って作られているものばかりです。
焚火台「KUBERU」
チリトリのようなかわった形をしており、組み立て1秒、ゴトク調整◎、堅牢なつくり。一生ものの焚火台「KUBERU」
真鍮やブラックのシェラカップ
シェラカップに関しても通常のステンレスに加えブラック、真鍮製とキャンパー心をくすぐる3種類をラインナップ。
難燃デニムグローブ
あえて皮手袋では無くデニム生地の再生糸と難燃糸で編んだデザイン性に優れた手袋
…等、ちょっと変わったアイテムを展開しております。
今回ご紹介するアウトドアスパイス『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』に関しても並々ならぬこだわりがあるとの事で早速詳細掘り下げて見ていきましょう。
TOKYO CRAFTSこだわりのアウトドアスパイス『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』爆誕
キャンプで活躍すること間違いなしのアウトドアスパイス2種類が発売。
肉料理の旨みを最大限に引き出す「滾 TAGI」と、厳選された国産の原料を使った和風スパイス「沁 SHIM」が、キャンプに不可欠な料理シーンに新たな味付けを加えます。「量が多くてなかなか使いきれない」というキャンパー事情を取り込み、市販のスパイスよりも容量を少なめに設定。その分厳選してこだわり抜いた素材を使うことで、究極のスパイスが誕生しました。
新たに発売されたアウトドアスパイス2種類は『肉料理』、『和風スパイス』と明確なコンセプトを持って発売されております。
通常のアウトドアスパイスが黒瀬スパイス等で設定されている110g程のものが多い中、TOKYO CRAFTSの今回のスパイスは内容量65gとおよそ半分ほどのボリュームなのもこだわりの1つなんだとか。
そんなこだわりを持って発売された2種類のアウトドアスパイスの詳細を見ていきましょう。
アウトドアスパイス『滾(TAGI)』詳細
牛ステーキで豪快に! そんなキャンプシーンには
アウトドアスパイス『滾 TAGI』がおすすめ香り高い燻製黒コショウと強めのガーリックで
肉の旨みを最大限引き出す
牛肉を口に入れたときの血生臭さを数種類のハーブでマスキング。香り高い燻製黒コショウと強めのガーリックで肉の旨みを最大限引き出すことに成功しました。アウトドアスパイスが使いきれない…というキャンパーさんの悩みを受けて、市販のスパイスよりも少なめに容量を設定。その分こだわり抜いた素材を使っています。特に『滾 TAGI』に特徴的な燻製黒コショウはヒッコリーで時間かけて燻した逸品。手間ひまをかけて作っているだけあってその香りは格別です。TOKYO CRAFTSがこだわり抜いたアウトドアスパイス『滾 TAGI』。ぜひご堪能ください。
スペック
原材料名 食塩(国内製造)、燻製黒コショウ、粉末醤油(小麦・大豆を含む)、ガーリック、赤唐辛子、コーンパウダー、植物油脂、フライドガーリック、パプリカ、コリアンダー、黒コショウ、オレガノ、オニオン、パセリ、バジル、マジョラム、調味料(アミノ酸等)、リン酸Ca、微粒二酸化ケイ素
栄養成分表示 エネルギー220cal、タンパク質12.4g、脂質6.0g、炭水化物 28.9g、食塩相当量 45.3g(100g当たり)
瓶のサイズ(cm) 高さ13.5cm × 横4cm
内容量 65g
アウトドアスパイスは比較的「どんな料理にも合いますよ!」と言った訴求が多い中、『滾 TAGI』に関しては明確に『牛肉におすすめ!』と謳っております。
対象を牛肉に絞ることによって、より洗練されたスパイスを贅沢に使うことが出来たのがこの『滾 TAGI』の特徴の様です。
アウトドアスパイス『沁(SHIM)』
国産の鰹と昆布を使用し、うま味を凝縮した
和風のアウトドアスパイス
日本の伝統的な文化のひとつとして知られているのが『だし文化』。アウトドアスパイスにも日本古来より伝わる文化を取り入れたい…そう考えて開発を進め、国内工場協力のもと完成したのが『沁 SHIM』です。アウトドアスパイスが使いきれない…というキャンパーさんの悩みを受けて、市販のスパイスよりも少なめに容量を設定。その分こだわり抜いた素材を使っています。『沁 SHIM』に特徴的な鰹と昆布の粉末は、それぞれ静岡県、北海道道南で採れた素材を使用しています。
TOKYO CRAFTSがこだわり抜いたアウトドアスパイス『沁 SHIM』。キャンプ料理からご家庭のお料理まで。ぜひご堪能ください。
スペック
原材料名 食塩(国内製造)、フライドガーリック、黒コショウ、赤唐辛子、オニオン、粉末醤油(小麦・大豆を含む)、コーンパウダー、鰹節粉末、ガーリック、昆布粉末、植物油脂、パプリカ、コリアンダー、オレガノ、バジル、ナツメグ、マジョラム、パセリ、調味料(アミノ酸等)、微粒二酸化ケイ素
栄養成分表示 エネルギー253cal、タンパク質17.7g、脂質6.0g、炭水化物 32.1g、食塩相当量 37.4g(100g当たり)
瓶のサイズ(cm) 高さ13.5cm × 横4cm
内容量 65g
こちらのスパイスは鰹と昆布など国産原料にこだわった和風素材を使ったスパイスの様です。
牛肉用スパイスであった『滾 TAGI』よりも汎用性高くいろいろな料理に使えそうな和風食の強いアウトドアスパイスの様です。
TOKYO CRAFTSのアウトドアスパイス『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』を実際に使ってみた!
上記のような特徴のある2つの新しいアウトドアスパイス。
牛肉専用!和風!とそれぞれ特徴が明確にされてはおりますが、アウトドアスパイスのひとつのメリットとして自由度の高さが挙げられると思います。
どんな時にどんなものにかけて食べても自由なのです。
話題のアウトドアスパイス、色々なものにかけて食べてみた!
今回は早速GETした滾と沁をせっかくなのでありとあらゆるものに振りかけて食べ尽くしてみました。
先ずはシンプルに豚バラ肉にパラり
ジューシーな豚バラ肉に何も考えずにスパイスをパラり。
牛肉よりも脂が多い豚バラ肉ですが比較的ストレートにスパイスの味を反映できる…はずですので、それぞれの正直な感想をまとめてみました。
TOKYO CRAFTSのアウトドアスパイス『滾(TAGI)』
一番最初に口に入れたのが「滾(たぎ)」だったのですが、これはマジで衝撃を受けました。
配合されている燻製黒コショウの燻香が鼻に抜け、ただの豚バラ肉なのに燻製されたベーコンの様な芳醇な香りが味わえます。
スパイス全体の印象としては塩気やスパイス感もやや強めで、ある程度これだけでなんでも決まってしまいそうな印象です。
TOKYO CRAFTSのアウトドアスパイス『沁(SHIM)』
対してSHIMの方は和風素材メインという事でしたが、滾をテイスティングした後だとややキャラクターは控えめ。
滾に関してはスパイス感と味を加えてブーストさせる印象でしたが、沁に関してはどちらかというと旨味を凝縮したもので商品説明にもある通り「出汁(だし)」の様な役割で、その素材の持つ旨味をグンと引き立ててくれる印象でした。
粒度に関しては沁の方がやや大きめで、控えめとは言えども塩気に関してはそれなりにはあるので和風テイストも手伝ってキャンプのみならずご家庭でも活躍しそうな1本だと感じました。
特に滾に関してはわかりやすく薫る燻香とパンチのある味付けなのでアウトドア向けのスパイスとしてはかなり優秀だと感じました。
その他にも色々なもの食べてみましたので、一気に見ていきましょう!
牛ハラミ
やはり牛肉に関しては商品コンセプト通り滾の優秀さが光りました。
牛肉本来の持つ薫りは感じ方によっては血の匂いとも取れるところですが、滾自体もパンチがあり牛肉の生臭さを見事に消した上でスパイス感を増してくれるのでまさしく『牛肉にはコレ!』と言った印象でした。
逆に沁に関しては牛肉の方が若干薫りが勝ってしまうので、肉本来の薫りを楽しみたい方は沁による出汁感もありだと思います。
炭火焼鶏もも肉
炭で皮目をパリッと焼き上げた鶏もも肉には個人的には沁の和風テイストがバッチリでした。どこか上品さもプラスされ、焼いただけの鶏もも肉が一気にご馳走に。
滾に関してはキャラクターがとても強いので、素材が弱い場合は「何をかけても滾の味」になってしまうという点も感じました。
焼いたじゃがいもにかけても美味っ!
キャンプでアルミホイルに包んでただ炭の中に入れて放っておいただけの焼きジャガイモです。
素材が控えめな味なのでここは沁を…とも思いましたがあえて滾をかけてみたところ…
かけるだけで芳醇な燻香がプラスされる滾は物凄くライトな燻製を楽しめるような使い方も出来るので、味は勿論美味しいのですがどこかワクワクするようなスパイスでした。
野菜の天ぷらには沁が良く似合う!
私の住む長野県はお盆に天ぷらを食べる…と言う習慣があります。
食卓には食塩や抹茶塩が並ぶ中、私は勿論滾と沁でした。
滾に関してはちょっとキャラクターが強すぎてしまい滾天ぷらになってしまいますが、野菜天ぷらには和風テイスト香る沁によって旨味ブーストしてあげるのが個人的には大正解でした。
やっぱり最後はコレ!ステーキ
そして最後は勿論これ、400gのランプステーキを用意したのでとっておきの方法で調理してみました。
滾が牛肉に合うテイストなのは間違いないので…
ビールに滾をババっと振りかけて滾ビールを作り、そこにステーキ肉をくぐらせて焼いてみました。
ついでに鶏むね肉も…
じゅわりと焼き上げたステーキがコチラ!
ちょっと焼き過ぎた感はありますが、味はバッチリ決まりました!
実際に調理してみて感じたのは、ある程度直接かけることを想定して作られている感じがしました。
勿論これでも美味しいのですが、燻香や食感等はやはり直かけがベストに感じました。
個人的な結論としてはビール+岩塩液にサッとくぐらせ、ふっくら焼き上げたところに滾で追い打ちすれば最強のステーキが完成すると確信致しました。
特徴的な燻香が死んでしまうので、調理よりも直掛けがおすすめ!
TOKYO CRAFTSのアウトドアスパイス『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』おすすめの使い方!
『滾(TAGI)』に関してはやはり牛肉用に作られているだけあって牛肉との相性が抜群です!
脂多めの贅沢牛肉も勿論ですが、逆に赤身多めのスーパーで半額で売られているような安いステーキ肉にぱぱっと振りかけることによって一気にお店の味に変わります!
キャンプでもご家庭でも、牛肉のステーキを焼く際の相棒としてとても優秀に感じました。
それに対して『沁 SHIM』に関しては和風テイストが強めのスパイスですので、キャンプは勿論ですが普段の生活の中でもいろいろな場面で使う事が出来るスパイスに感じました。
野菜やお肉の素材の味を味わいたい方は、素材感をしっかり生かしたまま旨味と塩気を足してくれる万能スパイス…それが沁です。
TOKYO CRAFTS『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』強いて言うならここがデメリット!
スパイスの内容に関してはこだわりもあり味もしっかりとしているので色々な用途に使えるのはわかっていただけたかと思いますが正直メリットばかりではありません。
個人的に感じた点としては価格設定の面で「他のアウトドアスパイスと比べると高価である」という点で購入を躊躇してしまうケースもあると思います。
黒瀬スパイスやほりにし等有名アウトドアスパイスと比較すると、内容量は約半分で価格はほぼ同等…という事を考えると単純な価格のみで比較すると割高に感じてしまいます。
この辺は都度商品の説明でも触れられているように国産原料にこだわったり、黒コショウを燻製したり…と製品に妥協していないことの証明でもあると思うので、ある程度は仕方ない部分だとは思いますが「気になるけど高くて手が出せない…」と言う方向けに、もっと容量を絞って手に取りやすい価格設定の2種類のお試しセットみたいなものがあっても良いかなぁ…と、思ったりもしました。
TOKYO CRAFTS『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』は新しい切り口のアウトドアスパイスだった!
色々なアウトドアスパイスが発売され、どれが良いのかわからない…と悩んでいる方も多いはず。
今回の『滾(TAGI)』と『沁(SHIM)』は比較的キャラクターがしっかりしており、ハマる方にはずっぽりハマルスパイスだと思いますので、気になる方はTOKYO CRAFTSオンラインショップより是非試してみてください!
このスパイスを既に試された方で、こんな食べ方したら美味しかったよ!等御座いましたら是非お気軽にコメントください!
最高に美味しいもの、これ一本で決まる!
この感動、是非体験してみてください!